出産記録③無痛分娩の感想

出産記録③

 

無痛分娩について。

 

そもそも順天堂を選んだのは、24時間365日無痛分娩に対応しているからでした。

 

ここでは分娩予約のときに無痛かどうかの選択をする必要がありません。

それは、麻酔科の先生が常駐しているので、希望すればいつでも無痛麻酔をかけてくれるのです。

 

結論として、私は無痛分娩を選択して大正解でした。

もし第2子を授かれるとしたら、間違いなく無痛を選択します。

 

 

無痛分娩についてざっとまとめると。

 

☆硬膜外麻酔は痛くない

 →背中に注射をしてカテーテルを通す。これがすごい恐怖でしたが、全然痛みはないし、その時になればさほど恐怖もありませんでした。それは、麻酔科の先生がベテランで、逐一、「このあと正座した後みたいな痺れがあると思うけど、正常ですからね」など、声をかけて進めてくれたからだと思います。

 

 

☆陣痛の痛みは軽くなるけど、いきむ時の痛みは消えなかった

 →陣痛の痛み、私はほぼ0になりました。陣痛の痛みは生理痛の痛みに例えられるけど、その通りでした。味わったことのない強烈な生理痛。あまりの痛みにうめき声が出るし、何か強く握ってないと耐えられない痛みでした。

その痛みが消えた時の感動といったら。これなら何度でも産める、そう思えたくらい痛みが引きました。

 ただ、いきむときの骨の痛みにはあまり効きませんでした。先生からも、骨の痛みは効きにくいと言われましたがその通りでした。いきむときの痛み、私は強烈でした。

 

 

☆子宮口5cmくらいまでは麻酔できない

 →これはおそらく順天堂の方針だと思うのですが、お産を進めるためには最初から麻酔を使うのは良くないそうです。(お産の進みが遅くなる)なので、子宮口5cmくらいになるまでは麻酔は使えないので、結局それまでは陣痛を味わうことになります。5cmまで開くとかなり痛いです。

 

 つまり、5cm前後まであっという間に開けばいいですが、なかなか開かないとなると、それまでずっと陣痛の痛みを味わうことになります。そうすると無痛の意味って。。。。となります。

 実際、私の場合、促進剤打って午後4時ごろまで子宮口が開かなければ、その時点で促進剤を止めて、また翌日仕切り直しになるそうです。あれだけの痛みに何時間も耐えて、また次の日やり直しって。。絶望しかありません。この説明を受けた時、絶対翌日に持ち越したくないと痛烈に思いました。

 

 

☆足が痺れる

 →促進剤を大量に使うと、足の痺れがあります。私もかなり足の痺れ(全然痛くはない。正座した後みたいなジーンとした感じ)はありましたが、説明を受けていたので特に怖くなかったし、なにより陣痛に比べれば100倍マシです。ちなみに、それ以外の副作用は私の場合一切ありませんでした(吐くとか、頭痛とか)

 

 

 ☆麻酔の注入は自分で

これとても驚いたのですが、背中にカテーテルを注入したのち、その後の麻酔のコントロールは自分で行います。手元にスイッチがあって、「麻酔切れてきたな」と思ったら自分でスイッチを押して麻酔を注入するのです。

 

勿論、一定の量以上は注入できないようになっています。

私の場合、15分毎に1度スイッチを押せました。15分経つまでは何度押しても注入されません。

 

 

そんなところでしょうか。

私は最後まで、麻酔を使うかどうか決めきれなかったのですが(あまり薬は使いたくないタイプ)結果的に麻酔様様でした。

 

麻酔無しには乗り越えられなかったでしょう。そして何より、痛みがどんどん増していくなかでも、「いざとなれば麻酔が使える!」という安心感は計り知れないです。

 

無痛分娩、それもかなり自由の効く無痛分娩を行える順天堂で本当に良かったです。