出産記録④産院選びについて
下書きしてからだいぶ放置していたが、ブログ再開したので続きを。
2年ほど前に書いたので情報が古かったらごめんなさい。
(アクセス数は1桁だが一応言ってみる)
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産院選びについて。
妊娠発覚後、一番苦労したのがこの産院選びでした。
私にはどうしても譲れないポイントがあり、
それは「無痛分娩」ができること。
もうこれは絶対でした。
危険だとか怖い事故の例はありますが、それでもやはり未知の痛みへの恐怖が勝り、昔からお産するなら無痛分娩と決めていた。
そこで、まずは無痛分娩が可能な病院から探すことに。
ただ、私の家から通える範囲で無痛分娩を行っている病院はかなり限られました。
候補として上がったのは、
・東京リバーサイド病院
・順天堂大学医学部付属順天堂医院
・山王バースセンター
条件は、
・無痛分娩ができ
・ある程度大きな病院(不測の事態が起きた時他院に搬送されないのが理想)
でした。この条件で選んだ結果、候補として挙がったのが上記の3つ。
まずは分娩予約を取るべく診察に通う必要があるため、
一時この全ての病院で診察を受けていました。
なので、初期の頃は同じ診察を同じ時期に3つの病院で受けました。
お金も時間もかかりましたが、それほど絞るのに時間がかかったのです。
そこで分かってきたこと。
それぞれのメリット/デメリットを。
☆東京リバーサイド病院☆
メリット
・出産費用が安い。→無痛分娩にしても70万円前後だったと思います。出産一時金42万円を引けば手出しは30万前後。他2つに比べてだいぶ安かったです。
・設備が充実している→設備や入院中の食事などクオリティが高そうだと感じました。
・優しい先生が多い。
デメリット
・「計画無痛分娩」であること。
これが唯一にして最大のデメリットでした。
「計画無痛分娩」はその名の通り、お産日を予め決めて陣痛促進剤を打ち、計画的にお産を進めます。
こちらの病院の場合、その計画日がズレてしまったら(予定より早く陣痛がきた時や、夜間休日に陣痛がきた場合)は、無痛を受けることができません。
常勤の麻酔科医がいないので、急な事態には対応できないのだそうです。
その不確実性から、こちらは諦めました。
ちなみに無痛分娩の予約は7週?8週?くらいで取ったと思います。
それでも先生は「空いてるかなー?ギリギリかなー」と仰っていたので、
かなり早い段階で無痛分娩の予約が埋まるのだと思います。
そして次、
☆順天堂☆
お茶の水にある大学病院です。
メリット
・24時間/365日無痛分娩対応。
・計画分娩ではなく自然にお産が始まるのを待つ。
・大学病院なので何があってもここで完結できる安心感。
デメリット
・遠い。家から40分はかかるため、通うのが若干大変。
・高い。出産一時金を引いても、80万円の手出しになりました。
・担当医がいない。担当医制ではないので検診の度に毎回先生が違います。
・ベッド数が少ない。これがために順天堂でのお産は予約が難しいそうです。大部屋を希望しても個室になることもあり、個室だと確か35000円/泊くらいしたような。。。
ちなみにこちらは確か9週くらいで分娩予約を取りました。
ただ、私が予約した後1、2日後には私の予定日前後が全て埋まったので、本当にギリギリだったんだと思います。
最後、
☆山王バースセンター☆
ここはもう、「お産の山王」と言われる日本一有名でセレブな病院の「山王病院」の分院とでも言うか、お産に特化した新しい病院です。
メリット
・24時間365日無痛分娩対応→計画分娩が基本ですが、予定外に産気づいても無痛対応可能です。
・とにかくゴージャス→良い意味で病院らしさが無い、サロンみたいな雰囲気
・お客様扱い→受付の方も看護師さんも先生も、みんな穏やかで親切丁寧、患者というよりお客様扱いしてくれます。
・主治医制→何回か検診で通いましたが毎回先生は同じ。なので主治医制なのでしょう。1回1回の検診に時間をかけて下さり、会話も多くとっても親切で安心できる先生でした。「パッと見てハイ終了」とは真逆の、時間をかけた診察が印象に残っています。妊娠初期の不安定な時期、出血が起こりパニックになっている私に、ドッシリした対応で安心させて下さったことは今でも忘れません。
・設備が充実、食事も美味しいらしい→他の方のブログを見る限り、不満など何も無いと思えるほど、設備・サービス・食事ともに素晴らしそうです。検診の部屋も広く綺麗で、余裕を感じました。
・新型出生前診断をやっている
デメリット
・高い→間違いなく高い!東京都でも1番高いんじゃないか?何だかんだで150万は見ておく必要があると思います。「出産一時金を差し引いても100万以上は確実にかかるんだな」って思った記憶があるので。
・遠い→我が家からは3つの中で1番遠いです。電車で1時間、タクシー90分。
何かあった時、これだけ時間がかかるのは不安でした。
さて。
それぞれの病院のメリットデメリットを挙げましたが、
私にとって最優先事項の
「24時間365日無痛対応」と「安心感」から選択した結果、
順天堂となりました。
食事とか入院中のラグジュアリー感とか、もちろん良いにこしたことは無いけれど、それよりもいかに安心してお産に臨めるか、最後はそこでした。
それともう1つ大事なこと。
やはり少しは陣痛なるものを経験してみたかった。
順天堂は計画分娩ではないので、まずは自然に産気づくの待ちます。
それは破水なのか陣痛なのか、いずれにしても自然にその時がくるのをまずは待ちます。
さらに、最後の最後まで麻酔を使うかどうか、自分で選ぶことができます。
例えば、「あれ?意外に耐えられるぞ」と思えば最後まで麻酔無しでいく妊婦さんもいるそうです。逆に子宮口1センチでも「もう無理もう限界!」となればその時から麻酔投与してもらえます。(ただこれだとお産の進みが遅くなるらしく推奨はされなかったような)最初から決めてかからず、状況に応じていくらでも変えられる。この柔軟性が非常に魅力的でした。
東京リバーサイドも山王バースも計画分娩が基本なので、ここまでの柔軟性はありません。
結局、「麻酔するもしないも、最後まで選ぶことができる」これに尽きました。
ちなみに、距離の問題で候補からは早々に外れましたが、他にも検討した病院を挙げますと、
・愛育病院
・東京衛生病院
この辺はどこも24時間無痛対応だった気がします。その割に費用は高くなく、通える距離だったらこの辺りも良さそうでした。
特に愛育は高額のイメージがありましたが、費用は意外に良心的でした。
ちなみに私が調べた中で費用が特に高額だと思ったのは、
・山王(山王病院、山王バースどちらも含む)
・聖路加
でした。